洋服修理に出す前に知っておきたい5つの事

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洋服修理を出す前に知っておきたい5つの事

洋服修理と一言にいっても、ジーンズの丈上げやスラックスの丈上げなどの簡単な物から、ジャケットの袖を詰めたり、肩幅を調整したりなど、複雑なお直しまで様々あります。正直なところ、自分の洋服で気になるところがあっても、どこをどう直せば良いのかさえも分からないという方が、ほとんどではないでしょうか。
この記事では、洋服のお直しを出すときに最低限、知っておきたい5つの事をテーマに書いていきます。

お店を選ぶときに気をつけること その1

はじめて洋服のお直しを依頼するとき、どうやってお店を決めればいいのか悩むと思います。何も分からなければ、ネット検索で出てきた近くのお店に持って行ってしまいがちですが、ここで注意が必要です。洋服修理は技術職ですから、お店によって修理代金も仕上がりのクオリティも違うという事を知っておかなければなりません。
たとえば、ラーメンを食べに行くとしても、お店により同じ味噌ラーメンでも料金は違います。もちろん味だって違うはずです。800円でおいしいラーメンを提供するみせもあれば、1500円でちょっと好みに合わないラーメンを提供する店もあるはずです。洋服修理の世界にも同じ事が言えます。上手だけど値段の安い店。値段は高いのにいまいちな店などなど様々です。
来店しただけで、それを判別するのは無理な話ですから、まずはジーンズの丈上げなど、軽めのお直しで仕上がりを確認するのが良いでしょう。

お店を選ぶときに気をつけること その2

洋服修理のお店には大きく分けて2つの種類があります。まずは個人でお店を出している路面店など。そして大手ショッピングモールなどに入っているフランチャイズのお店などです。一概には言えませんが、それぞれにメリット・デメリットが少なからずあります。
個人で経営しているお店のメリットは、なんといっても料金の安さではないでしょうか。フランチャイズ展開しているお店などと比べ、フランチャイズ料や高額なテナント料などの影響を受けない価格設定ですから、当然料金は安くなります。デメリットとしてはお店によって、技術力の違いが大きく、良いお店にたどり着くまでに時間と労力を使う。職人気質のため、サービス業としての接客があまり望めない。さらに、せっかくたどり着いた優良店も、オーナーが一人でされていることが多く、突然閉店してしまうなどのリスクがあります。しかし、優良店を見つけたときのメリットは非常に大きいので、こまめに探してみるのも良いかもしれません。
次に、大手ショッピングセンターなどにテナントとして入っているフランチャイズのお店のメリットですが、なんといっても安定感が上げられると思います。技術講習や接客力向上を目的とした講習会などを定期的に行い、スタッフのスキル向上を日々行っているので、接客で不快な思いをすることは少ないと思います。また、料金なども基本的なお直しに関しては、統一されているので、お店によって極端に値段が違うということが少ないのもメリットです。デメリットは、上記でも説明したように、料金が割高になることが上げられます。技術講習などで技術力の底上げはおこなっていますが、やはり店舗ごとに技術力には差がありますので、自分に合ったお店探しはしたほうがいいかもしれませんね。

料金表の~ってなに?

お直し業界の料金表でよく見る~ってなに?と思われている方も多いと思います。これは人によって値段を変えてやろう・・・なんてものではありません。例えば、スラックスの丈上げの料金が972円~になってたりします。これはほどきの作業がある場合とない場合で、料金が変わるためです。裾がフリーの状態(買ったままで、まだ裾上げをしていない状態)だと、ほどきの作業は必要ないため972円。いったん裾を仕上げているが、やっぱり長いからもう少し短くしようとした場合は、仕上がった裾をほどき、フリーの状態にした後で希望の寸法に仕上げるため、ほどき代(裾をフリーの状態に戻す代金)が加算されるため、同じ裾上げ代でも1404円になるわけです。他にもデザインや生地によって割増料金が発生するため、どうしても料金に~が付いてしまいます。これを知らないでいると、前回は972円だったのに、なんで今回は1404円なの?と悶々としてしまうので注意して下さい。

仕上がり日がこんなに先なのはなんで?

ジーンズやスラックスの丈上げなどは、即日で仕上げてくれる店も多いと思いますが、それ以外のお直しになると急に一週間から10日程度かかると言われ、なんで?って思われた方もいらっしゃると思います。それはお直し業界の作業の仕方によるところです。お直しはスピード加工のものと、それ以外のものに分けられます。スピード加工のものとは、丈上げなどの時間のかからないものを言います。それ以外のものとは、作業をするのに時間のかかるものを言います。作業の振り分けとして、スピード加工のものをこなしながら、合間にそれ以外の加工をしています。そのため1日に出来る量は限られてきますから、それ以外のお直しには日数をいただき、お持ち込みの順番に作業をしています。その為、一週間から10日程度かかると言われるわけです。お店によっては、受付時に何日までに必要なのかを伝えれば、対応してくれる場合もあるので、急ぎの場合は相談してみるのが良いでしょう。

お店に行かずに料金を調べる方方法

洋服修理の値段設定は複雑だし、店頭に持ち込んだら、値段が高くても断りにくいし・・そんな不安をお持ちの方はぜひ、スマフォ用のアプリ「お直しコンシェルジュ リペリエ」を使ってみて下さい。大手リフォームショップの価格を参考に作られていますので、お店に行かなくてもおおよその価格を調べることが可能です。まずはアプリで値段を調べてみて、直してみようと思われたら、店頭で正確な見積もりを聞くのも良いのではないでしょうか。

このアプリは Google Play で入手できます。